こんにちは!
英会話講師のmanamiです!

問題集を解いて、まちがったところは解説を読んで理解している。でも次に同じ問題を解くと、またまちがえちゃう。私ってなんでこんなに記憶力がないの?
こんな風にに悩んでいませんか?
ずばり!あなたは悪くありません!
問題集の使い方を知らないだけです。
「自己解説」さえ取り入れれば2度目に同じ問題でまちがえる確率をグンと減らせます。
この記事では、自己解説とはなにか、正しいやり方を解説します。
この記事を読み終えるころには、問題集を解くのが楽しみになっているはずです!
自己解説とは「自分の言葉に変える学習法」

自己解説とは、解答を見て理解した問題を、自分の言葉に変えて説明する学習法のことで、記憶の定着率を高めてくれることがわかってます。
実際に問題を解きながらやり方を解説しましょう。
たとえばTOEICのこんな問題。
Ms.Hayward is driving a rental car for a few days, because ( )is being repaired at the garage.
(A) her
(B) herself
(C) hers
(D) she
※TOEICテスト990点新・全方位文法&語彙p44より引用
ちなみに正解はどれだと思いますか?
正解は(C)です。
<訳>ヘイワードさんは、自分の車が修理工場で修理中なので、数日間レンタカーを利用している。
問題を解いたあとは、解答・解説を確認しますよね。解説は以下のとおり。
接続詞becauseとbe動詞isにはさまれた空欄には、becauseが導く主語が入る。空欄後にis being repaired(修理されている)とあることから、主語が<物>であることがわかるので、選択肢中唯一<物>を表す(C)hers(彼女のもの)が正解。
※TOEICテスト990点新・全方位文法&語彙p46より引用

ふむふむ。物を表して主語になるのはhersだけなのか!なるほど、わかったぞ!
「自己解説」とはこのあとの行動のこと。
解説で理解したら自分なりに今の問題の解説をします。

えっと、becauseのあとは主語と動詞がくる。isの前に主語を入れるけど、今回の主語は「彼女のもの」を表すhers。herは「彼女の」だから、そのあとに名詞が必要だし、sheを入れると「彼女は修理されている」になっちゃう。
ここまで解説できたら本当の力になっている証拠。
でも実際にやってみると、思ったように言葉が出てこないことに気づくはず。
自分で解説できないということは、本当の意味で理解できていないのです。
その場合、もう一度解説に戻り、自分の言葉でスラスラ説明できるまでくり返しましょう。

なんで自分で解説するだけで、記憶に残りやすくなるの?
こんな声が聞こえてくるので、ここから「自己解説」が記憶定着に有効な理由を解説します。
自己解説が記憶定着に有効な理由

- わかったつもりを解消できる
- 長期記憶に保存してくれる
わかったつもりを解消できる
私たちの脳は、なにかを聞いたり読んだりして「インプット」すると、まるで使える知識になったようにカン違いするようにできています。
本やYouTubeで学んだあと、実際に行動に移せない理由の1つはこれ。
自己解説でアウトプットすると、思ったように言葉にできない自分に気づき、復習やくり返しへと自然に意識が向くのです。
長期記憶に保存してくれる
記憶を長期的なものにするのに1番の方法は、知識をアウトプットすることです。
インプットをしたら、その知識をアウトプットする。実際に、知識を「使う」ことで脳は「重要な情報」ととらえ、初めて長期記憶として保存し、現実にいかすことができます。これが脳科学の法則です。
仕事ができる人がやっている「圧倒的に結果が出るアウトプット術」 | サンクチュアリ出版 ほんよま (sanctuarybooks.jp)
私がアウトプットの威力を実感するのは、働いている英会話教室に通うこどもたちとおしゃべりしているとき。
彼らは、大好きなあつ森のキャラクターやその特徴を、延々とわたしに教えてくれます。
きっと普段から友達や親に「聞いて!聞いて!」と話しているからでしょう。
このように、自分で解説することこそが、自然なアウトプットにつながり、長期記憶への保存を促してくれるのです。
さいごに
「自己解説」について理解していただけましたか?
解答・解説を読んで終わりにするのは今日でおしまい。
これからは、「自分でじょうずに解説できたら次に進む」クセをつけましょう。
すると、2回目に同じ問題を解くときに、正答率が格段に上がっている自分に気づきますよ。
きっと感動することまちがいないしです。
「自己解説」は英語学習以外にも応用できます。
自分の知識として覚えておきたい情報に出会ったときには、ぜひ取り入れてみてくださいね。
あなたの英語学習が充実したものになることを祈っています!
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