ただ解くだけはNG!英検過去問の効果的な使い方5選

こんにちは!英会話講師のmanamiです!

英検の勉強は過去問を使うといいって聞くけど、ただ解くだけでいいのかな?

英検の過去問はただ解くだけではもったいない!

使い方次第で効果が大きく変わります!

私は過去問の効果的な使い方を実践し、英検準1級まですべての級を1発合格してきました。

また私が教える小学生もみな1発合格しています。

この記事を読んで実践し、あなたも合格にの道に進んでください。それでは早速見ていきましょう!

そもそも英検の過去問をする意味はあるの?

本題入る前に、あなたはこんなことを思いませんか?

英検って英単語を覚えてドリルをすれば十分じゃない?過去問って本当に意味あるの?

たしかに、英検の1次試験は英単語の暗記とドリルの練習で各パートの内容はカバーできます。

しかしそこには落とし穴が!

ドリルの練習だけでは時間配分がわかりません

英検は限られた時間内でいかに正確に答えられるかが問われる試験。

たとえドリルで各パートの正答率が上がったとしても、解答までに時間がかかりすぎたら最後まで解けずに不合格になるなんてことも!

自分にベストなペース配分を見つけるためには過去問を使ってのトレーニングが必要不可欠なのです。

英検過去問の効果的な使い方5選

ではここからが本題。

英検過去問の効果的な使い方5選をご紹介します。

  1. 各設問ごと時間を測る
  2. マークシートを使う
  3. 筆記とリスニングは別日にやる
  4. 自分で解説する
  5. 同じ問題を2周解く

1.各設問ごと時間を測る

英検の筆記問題は各級ごとに制限時間が決められています。

5級25分
4級35分
3級50分
準2級75分
2級85分
準1級90分
1級100分

過去問を解くときは各設問ごとにかかった時間を書き留めておきましょう

毎回時間を測りながら解いていくことで、次第に自分にベストの時間配分が見えてきます。

自分にとってのベストな時間配分がわかることで、本番でも落ち着いて試験に集中できますし、もしペースが遅れていると気づいたら、その時点でスピードアップも可能です。

多少めんどうだと感じたとしても、各設問ごとにかかった時間を書き留めるようにしましょう。

2.マークシートを使う

練習なんだから選択肢に答えを書き込めばいいんじゃない?

マークシートがめんどくさくて使わない人もいますが、これはもったいない!

過去問を解くときは必ず付属のマークシートを使いましょう。

なぜなら、マークシートに慣れていない状態で本番を迎えると、余計な緊張を感じてしまったり、ささいなミスが起こる可能性があるから。

なかには慣れないマークシートに戸惑い、1問ずつずれてマークしてしまったなんて事例もあります。

過去問を解くときは毎回マークシートを使いましょう。

3.筆記とリスニングは別日にやる

いくら体力に自信があっても、筆記とリスニングの練習は別の日にやりましょう。

なぜなら、両方一気にやることでやる気を失う可能性があるから。

英検の試験時間は筆記とリスニングを合わせると、5級でも45分間、1級なら2時間以上もかかります。

練習で毎回この時間を集中し続けるなんて大変なこと。

1度疲れを感じてしまうと、次の過去問に取り組むときには

また過去問かぁ。疲れるからやりたくないなぁ。

こんな風に練習から離れてしまう可能性すらあります。

英検合格への1番のポイントは本番までいかにやる気を保って練習を続けられるかです。

そのためにも筆記とリスニングは別日にやりましょう。

でも本番は筆記とリスニングを一気にやるでしょ。通して練習しておかなくて大丈夫なの?

manami
manami

その必要はありません。
もし心配なら最後の1・2回だけ通して練習すればOK!

体力を持たせるトレーニングとして本番のように通して解くことを勧める人もいますが、私の経験上その必要はありません。

なぜなら、本番は合格したい気持ちから自然とやる気と体力は保てるからです。

もし心配なら過去問練習の最後の1・2回だけ通して練習してください。

4.自分で解説する

あなたは過去問を解いてまちがった問題があったときどうしますか?

解答解説を読んで

なるほど、わかった!
次の問題にいこう。

こんなふうにすぐに次の問題に進んでいませんか?

実はこの方法ではいつまでたっても知識が頭に入りません

私たちの脳には、解答を見てすぐに理解できた問題を完全に頭に入ったものととらえ、それ以上は学ばなくても大丈夫だと考えてしまうバイアスがかかりがちなのです。

メンタリストDaiGo(2019) 最短の時間で最大の成果を手に入れる超効率勉強法 P.88~89

解答解説を読んでわかった気になるこの心理現象は「流暢性の罠」と呼ばれます。

あなたも解答解説を読んで1度理解したはずなのに、しばらくするとまた同じまちがえ方をしてしまったことはありませんか?

それはあなたの能力の問題ではなく、単に「流暢性の罠」に引っかかっただけなのです。

でも大丈夫!

この問題を解決してくれる方法が「自分で解説すること」

やり方はカンタン!

解答解説を読んで理解したら、一度本を閉じます。

次に自分の言葉でなぜその答えになるのか解説してみましょう。

実際にやってみるとわかりますが、いざ自分の言葉にしようとすると、たどたどしくなったり、口から出てこなかったり・・けっこうショックです。

「言葉にできない=理解できていない」と痛感します。

でもそれでOK!

解説しようと口に出しているときこそ、知識があなたの頭の中に定着しているのです。

じょうずに解説できなければまた答えを確認し、再度自分の言葉にすることをくり返しましょう。

すると気づいたときには、同じミスをしにくくなっている自分に出会えます。

5.同じ問題を2周解く

英検の過去問は最低2周行いましょう。

なぜなら、過去の自分とくらべることでやる気が高まるから。

過去問を解く作業は正直地味ですよね。

コツコツ問題を解いて答え合わせ。まちがった問題は解説を読んで理解する・・

そしてこの地味な作業に加えて、もし思いどおりのスコアがでなかったときには

あー!ムリもうやめたい!

と投げ出したくもなるかもしれません。

こんなネガティブ感情を取り除くためにも、過去に解いた問題をもう一度やってみましょう。すると

前より早く解けるようになってる!

前回より少しスコアがよくなった!

こんな小さな前進に気づけるはずです。

そしてこの小さな前進こそが、なによりもあなたにやる気を与えてくれるのです。

そのことを教えてくれたのはこの本です。

実際わたしは、準1級の過去問に取り組んでいるとき、スコアが上がらず落ち込んでいました。

でも同じ過去問を2回やってみると、穴埋め問題の正答率が上がってることに気づけ、それがうれしくて当日までやる気を保つことができました。

ぜひあなたもやる気アップのために同じ問題を2周解いてみてください。

アドバイス

2回以上解くために、付属のマークシートは最初にコピーをとっておきましょう。

ここまで英検過去問の効果的な使い方をご紹介してきました。

どれもカンタンに取り入れられるものばかりです。

ぜひ試して効果を実感してください。

過去問はいつ始めればいい?

過去問の使い方はわかったけど、いつごろ過去問に取り組めばいいの?

わたしのオススメは
試験3週間~1ヵ月前から過去問に集中することです。

過去問にはたいてい5~6回分の試験問題が収録されています。

毎日1時間ずつ学習したとしても、2周終わらせるには最低3週間は必要です。

単語の暗記やドリルでの学習は試験の3か月ほど前から始め、それらが終わった最後の仕上げとして過去問に集中するとよいでしょう。

まとめ

英検過去問の効果的な使い方5選をご紹介しました。まとめると以下のとおりです。

  1. 各設問ごと時間を測る
    →ベストな時間配分がわかる
  2. マークシートを使う
    →余計な緊張やミスを防ぐ
  3. 筆記とリスニングは別日にやる
    →やる気を保つ
  4. 自分で解説する
    →知識を定着させる
  5. 同じ問題を2周解く
    →小さな前進でやる気UP

あなたの英検合格を応援しています!

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