こんにちは!英会話講師のmanamiです!

うちの子、そろそろ英検5級を受けさせたいけど、どうやって勉強したらいいんだろう?
英語学習を始めて1年以上が経ち、お子さまが英語に慣れてきたら、そろそろ英検受験を考えていい時期です。
でも小学生の英検ってどうやって対策したらいいのか悩みますよね。
大丈夫です!
正しい勉強法で対策をすれば小学生でも英検5級に合格することができます!
私の生徒たちは全員、小学生で英検5級に一発合格しています。
この記事では、私が実際に行っている効果的な英検対策法や、使っている教材など、英検5級合格に必要な情報をすべて公開します。
この記事を読んで対策すれば、あなたのお子さまも合格へグンと近づくことまちがいなしです!
英検5級の基礎知識

英検には5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級の7つのレベルがあり、5級は英語学習者が1番最初に目指す級です。
英検5級のレベル
英検では、5級のレベルを「中学初級程度」としています。
習得単語数は300~400語程度。
基本的な名詞・動詞・形容詞・副詞など、英語学習歴が1年程度の子にとっては、すでに見たことがある単語が5~6割程度と考えていいでしょう。
文法は中学1年生の前半までに習得する項目がほとんど。
be動詞・一般動詞の現在形の文(肯定文・否定文・疑問文)やWh疑問文など、4語~7語くらいの文を聞いたり読んだりするレベルです。
小学生の合格率
ここ数年、英検として公式に合格率を発表していません。
しかし公表していた頃のデータによると、合格率は約80%です。しかし5級の受験者は半数ほどが中学生。小学生のみの合格率となると、おそらく80%を下回ると考えていいでしょう。
試験内容
英検の公式ホームページに記載されている試験内容を見てみましょう。

英検5級はリーディング25分、リスニング約20分のマークシート形式の試験です。
リーディングは3部構成。
文の空所補充から始まり、自然な会話になる文を選ぶ問題、そして正しい文になるように単語を並べ替える問題です。
リーディングは単語力さえあれば解ける問題が多いといえます。
だたし、最後の並べ替え問題は、正しいを作る文法力も必要です。
リスニングも3部構成。
絵を見ながら正しい受け答えを選ぶ問題から始まり、会話と質問を聞き、答えの言葉を選ぶ問題。
最後に絵に合う文章を選ぶ問題です。
リスニングの音声はすべて2度流れます。
英語学習歴が1年以上ある子にとっては聞き慣れた単語や表現が多く、リスニングは 比較的点数をとりうやすいといえます。
私の生徒たちはリーディングよりリスニングを得意とする子がほとんどでした。
小学生の英検5級 勉強法

さて、ここからが本題!
英検5級に一発合格した小学生たちの勉強法をご紹介します。
ご紹介する学習期間は週1回40分レッスンの場合。お子さまの学習時間や学習ペースに合わせて工夫してください。
試験4か月~2か月前英単語の暗記とドリル練習
英検5級はとにかく単語力が大切!
まずは英単語の暗記から始めましょう。
使用した教材はこちら。
「出る順パス単」の使い方はこの3つだけ!
- 1週間に50単語を覚える
- 週1回のチェックテスト
- 最後まで終わったらもう1回最初から。2周目は1週間に100単語の暗記
チェックテストは、英単語を見て英語→日本語に訳せればOK。
このとき正しい発音を聞きながら行うとよりよいです。
もし日本語がすぐに出てこない単語があればチャックをつけ、次回のテスト範囲といっしょにもう一度確認してください。
試験4か月前からこのペースで英単語を覚えると、試験日までにはムリなく単語本を2周完走できます。
2周取り組むことで記憶は脳にしっかりと定着し、試験当日「この単語なんだっけ?」と焦ることがなくなります。

でもうちの子1週間に50単語なんて覚えられない!
小学生が一週間に50単語なんてむずかしいと思いますよね。
大丈夫です!
英単語が暗記できるかどうかは、もともとの素質で決まるのではなく、いかに頻繁に同じ単語に出会えるかで決まるからです。
なぜなら人間の脳は、たくさん見たり聞いたりした情報を自然と記憶するようにできているから。
毎日見るテレビ番組の出演者の名前を覚えてしまったり、通勤ルートで目にするお店の名前を覚えてしまうのもこのためです。
つまりあなたのお子さまも、毎日同じ50単語を見たり聞いたりすれば、自然と覚えられるということです。

でも忙しくて習慣化なんてできないよ。
お子さまの英語学習の習慣化に苦労している方は多いです。
そんなあなたに朗報!
実は、たった1枚の紙を使うだけで、子どもの学習の習慣化はかなえられます。
英検5級に合格した私の生徒たちも、このシートを使って英単語暗記の習慣化に成功しました。
詳しくはこちらの記事をお読みください。
英単語の暗記と並行して、この時期はドリル学習も始めましょう。
ドリル学習とは、試験内容を各パートごとに分解して学習することです。
パートごとに少しずつていねいに学習することで、子どもへの負担を最小限にしながら試験に慣れることができます。
使用した教材はこちら。
英検5級のドリル本は数えきれないほどあり、私は本屋さんで1時間以上悩みました。
その結果ベストな1冊と出会えました!
この教材の詳しい内容や使い方は、こちらの記事をお読みください。
【レビュー】小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリルで全員合格!
試験2か月前過去問で実践練習
英単語とドリル練習で5級受験の素地ができたら、いよいよ過去問にチャレンジ!
使用した教材はこちら。
英検初受験の小学生にとって過去問は必須です。
なぜなら時間を測って実際の問題に取り組むことで、試験当日の緊張感に慣れておけるから。
また自分の得意なパートと苦手なパートが見えることで、やる気UPにもつながります。
中学生以上は1ヵ月ほどで過去問を完走できますが、小学生の場合は理解に時間がかかったり焦りの原因にもなるため、2か月ほど前から取り組み始めましょう。
過去問の効果的な使い方については、こちらの記事をお読みください。
ここまで、英検5級の勉強法をご紹介してきました。
まずは英単語の暗記とドリル学習で知識を身につけ、仕上げの過去問で自信をつけさせてあげてください。
小学生の英検受験で気をつけること

最後に、お子さまの英検受験を考えている方に、気をつけていただきたいことが2つあります。
合否にこだわりすぎない
お子さまが初めて英検を受験するとなると、つい保護者のほうが熱が入ってしまうケースは多いです。

絶対合格しようね!

〇〇なら受かるよ!
このように、つい結果を求めた声掛けをしがちです。
でもこれはNG!
なぜなら結果重視の励ましは、気づかないうちに子どもにプレッシャーを与え、子どもを英語嫌いにしてしまう可能性があるから。
英検受験によって英語嫌いになってしまったら本末転倒ですよね。
小学生の英検受験の目的は、あくまで現在のレベルを把握するため。
また学習の習慣化を身につけたり、ものごとをやりきる心を育てるためです。
お子さま本人が合格を目指して一生懸命になるのはステキなことですが、保護者の方が合否にこだわりすぎなように気をつけましょう。
できたことに目を向ける
お子さまの英語学習に熱心な方こそ陥りがちな「ミスばかりを指摘する」接し方。

この前も同じまちがいしたよね。

今回は5問もまちがってたね。
このように、まちがいばかりに目が向いてしまうと、子どもは

またミスしちゃった。英検ってむずかしくてヤダな。
このように英検へのマイナスな感情を育ててしまいます。
できなかったことを指摘して改善してほしい気持ちはわかりますが、そこはグッとこらえて

今回は〇問も正解したね!

ここはちがうけど、これは合ってたね。
このように「できたことに目を向ける」ようにしてください。
保護者の方の発言がポジティブだと、お子さまは自分からまちがった問題にも取り組もうとします。
まとめ
小学生の英検5級、効果的な勉強法をご紹介しました。
学習時間やペースにもよりますが、小学生の英検受験は早め早めの対策が合格へのカギ!
まずは英単語とドリル学習から始めて、仕上げに過去問に取り組みましょう。
この記事でご紹介した教材はこちらです。
英単語を覚えるならコレ!
パートごとの学習ドリルならコレ!
過去問ならコレ!
英検5級にチャレンジした子どもたちは、みんな自分に自信がつき、試験後には一回り大きく成長します!
あなたもぜひ、お子さまの成長の後押しをしてあげてください。
応援しています!
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