こんにちは!英会話講師のmanamiです。

英文法ってむずかしくて覚えられない!なんかいい方法はないの?
こんな風に悩みますよね。
それもそのはず。
英語と日本語の文法構成は世界一かけ離れており、ただ覚えようとするのはカンタンなことではありません。
でも大丈夫!
「パーソナライズ音読」というトレーニング法を取り入れれば、文法の理解度を10%上げられます。
この記事では、「パーソナライズ音読」とはなにか、やり方や、効果アップの方法をご紹介します。
パーソナライズ音読とは?

パーソナライズ音読とは
英文の主人公を自分にして読むトレーニング法のことで、英語の理解力やスピーキング力を高めるために開発されました。

英文の主人公を自分にする?どういうこと?
たとえばこんな例文があったとします。
Ken burned his hand while he was cooking dinner.
Kenは夕飯を料理中、手をやけどした。
これを「パーソナライズ音読」にすると
I burned my hand while I was cooking dinner.
私は夕飯を料理中、手をやけどした。
このように、英文の主人公を自分に変えるだけ。
「こんなこと?」と思うかもしれませんが、科学的な成果も出ています。
一例として、兵庫大学が行った実験によれば、「パーソナライズ音読」を1日15分ずつ実践した学生は、普通の音読をしたグループよりも文法や内容の理解が10%近く高かったそうです。
メンタリストDaiGo(2019) 最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法 p117より引用

なんで主語を自分に変えるだけで理解度がUPするの?
パーソナライズ音読に効果がある理由は、主語を「私」にすることで、イメージがしやすくなり、より印象に残るからです。
さらに、私はイメージの効果をより高めるために、主語だけでなく文の内容も自分の言葉に変えています。
私はこの方法を「超パーソナライズ音読」と勝手に呼んでいます。
たとえばこんな例文があったとします。
Ann was playing the guitar when Ken called her.
Ken が彼女に電話したとき、Annはギターを弾いていた。
これを「超パーソナライズ音読」にすると
I was doing yoga when Risa called me.
Risaが電話してきたとき、私はヨガをしていた。
このように、パーソナライズ音読で主語を「I」に変えるだけでなく、文の内容も自分の好きなヨガや、本当の友人Risaに変えることで、よりイメージしやすくしています。
あなたも今日から、文法の例文は丸暗記ではなく、主語や文の内容を自分のことにアレンジして覚えるようにしましょう。
きっと覚えられるスピードの速さにおどろきますよ!
パーソナライズ音読の効果をより高める方法

パーソナライズ音読のスゴさはわかった。もっと効果を高める方法ってないの?
こんな学習に前向きなあなたに、パーソナライズ音読の効果をより高める方法をご紹介します。
それはジェスチャーをつけて音読すること。
パーソナライズに変更した文を音読するときは、身振り手振りを使うことで、記憶の定着率をより高めることがわかっています。
ジェスチャーの効果を調べたある実験では、さかんに体を動かしながら勉強をしたグループには、脳のさまざまなエリアが活性化する現象が認められました。
メンタリストDaiGo(2019) 最短の時間で最大の成果を手に入れる超効率勉強法 p233より引用
普通の勉強ではおもに脳内の言語に関わる部分だけが働きますが、体を動かしながら学ぶと感覚や運動系の機能も活動を始めます。
たとえばこんな受動態の文があったとします。
I was given a novel by Risa.
私はRisaから小説をもらった。
あなたならどこにどんなジェスチャーをつけますか?
私なら「was given(受け取る)」のところで

こんなジェスチャーをし、さらに「novel(小説)」は両手で本を開くしぐさをします。
ジェスチャーに決まった形はありません。
ぜひあなたの自由な発想で楽しく取り入れてみてください。
実際、私の勤めるこども英会話教室では、ジェスチャーをしながら発話練習をすると、こどもたちはとても楽しそうにマネをしてくれます。
そして何度かくり返すだけで、単語をキレイに言えるようになっています。
実体験でも、このジェスチャー効果スゴさを日々実感しています。
まとめ
パーソナライズ音読について理解していただけましたか?まとめると以下のとおりです。
英文の主人公を自分するトレーニング法
→より印象に残る
ジェスチャーを付ける
→感覚や運動系の機能も活発になる
あなたも今日から、文法を覚えるときは、パーソナライズ音読を取り入れて、その効果を実感してみてください。
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