「こども大好き、英語大好きだからわたし英会話講師に絶対向いてる!」
「かわいいこどもたちと関われて楽しそう!」
と想像している人・・・
ちょっと待った!!
こういった理由で始めた人が1年以内で辞めているケースをよく見ます。
そこで!
現在2歳~高校生まで約100人のこどもに教えている実体験から、
【英会話講師に向いている人の特徴5選】をお伝えします。
共感能力が高い&客観的でいられる人

ずばり!共感能力と客観力この両方を兼ね備えている人は向いています。
なぜならこどもはびっくりするほど自由人だからです。
たとえば
- つい1分前まではしゃいでいたのに、急に不機嫌になって泣き出す
- いつもはニコニコ入ってくるのに「やだー!」と騒いで教室に入れない
- みんなが座っていても自分のペースを崩すことなく歩き回る
- レッスンに集中していると思いきや「これママにもらったの~!」と関係ないことを語りだす
この自由な言動に対して、共感能力の高い人は
- 「今日は幼稚園で疲れちゃったんだね」
- 保護者に対して笑顔で
「こんなときもあるから大丈夫ですよ!」 - こどもの急な話の展開にも
「へぇ~!すっごいかわいいね!」
など共感し自然に対応できます。そして何よりこどもに好かれます!
ただし、共感能力が高いだけなのも厄介で、例えば10人のクラスなら10通りの自由人がいるわけです。全員に対して共感してばかりでは心も体ももちません。
そこでもう1つの能力、客観的でいる力です。
わかりやすく言うと、こどもが泣いたりわがまま言っていても「これは自分の課題ではない」と線引きできる力です。アドラー心理学でいう課題の分離ですね。
この力があると、こどものペースに引き込まれずに冷静に対応できストレスも感じにくいです。
声がはっきりしていてのどが強い人

英会話講師のお仕事は目に見える物ではなく声が商品です。聴き取りやすくはっきりとした声の持ち主はそれだけで大きなメリットです!
同じことでもはっきりとした大きい声の先生に言われるとこどもは惹きつけられます。
だからこそ常にのどを酷使します。
私は講師歴4年目ですが、過去2度まったく声が出なくなる経験したことがあります。回復するのに1週間ほどかかりました。
「それはのどが弱いからでしょ」と思われるかもしれませんが、かつて一晩中カラオケでマイクを離さなくても声が枯れず、友人を驚かせたという経歴を持つ私でさえ声を失ったのです。
もちろん、レッスン数や担当するこどもの人数にも関係しますが、はっきりした声でのどが強い人は無条件にこども英会話講師に向いています!
テキトーなところがある人
英会話講師の同僚たちで、3年以上続けている人の共通点を探したらテキトーなところがあるにたどり着きました。
なにそれ?と思われるかもしれませんが、その理由は大きく分けて2つあります。
- レッスンはすべて英語。こどもは思ったとおりに動いてくれない
- レッスン以外の業務が多く、ある程度の柔軟さが求められる
まず1.についてです。
基本的にこどもは伝えたとおりに動いてはくれません。むしろかまってほしくて逆のことをしたりもします。
それに加えてレッスンはすべて英語です。こどもに理解されないのは日常茶飯事です。
ここで、完璧主義な人は
「なんでわからないの?!」
「何度言えば動いてくれるの?!」
とイライラがつのるばかりです。
一方、テキトーなところがある人は、
「まぁいっか!そのうち理解してくれるだろう。」「今度は伝え方変えてみよっかな!」
と柔軟に対応できます。
次に2.についてです。
英会話講師はレッスンを提供するだけがお仕事ではありません。代表的なレッスン以外の業務には
- 各種資格試験の促進
- 入会キャンペーン
- テストの採点
- 保護者とのコミュニケーション
- 各イベントの準備
これらがあります。
実際、1年目で辞めてしまう人の理由で多いのは「こんなに仕事内容が多いと思わなかった。」です。
英会話講師に関わらずほかの業種でもいえることですが、幅広い業務をこなすのにはある程度のテキトーさが必要です。
テキトーだからこそ業務全体を一歩引いて見られ、動くことができると思います。
自分なりのストレス発散方法をいくつか持っている人

ストレス発散法をいくつか持っている人はメリハリをもってお仕事ができます。
このお仕事は日々幅広い世代とコミュニケーションをとります。こども、その保護者、祖父母、と前世代と言っても過言ではありません。
体力的・精神的に消耗し
「あー!今日はもう1人にして~!」
というもよくあります。
ストレス発散法を持っている人は疲れをためずに常に元気な講師でいられます。
では、同僚講師に人気のストレス発散法を紹介しましょう!
ゴルフ ヨガ お菓子作り ゲーム 読書 アイドルにはまる
どれも目の前のことに没頭するものばかりですね。
この一度に1つのことだけに集中する行動をシングルタスクといいますが、これがストレス発散に効果的と言われています!
そしてこのストレス発散法、いくつか持っていることをおすすめします。ストレス発散法が多いと心に余裕が生まれますし、生活が充実します!
実際わたしはゴルフ・ヨガ・読書・お菓子作り・ウォーキングをしますが、無趣味のころと比べて毎日パワフルにこども達に向き合えている実感があります。
「ストレス発散法なんてない」という方、安心してください!これからいろんなことを試して、自分がハマれるものを見つける過程が楽しいですよ!やってみて楽しくなければやめたらいいです!
ある程度の夜型生活も平気な人
英会話教室は、基本的に子供たちが幼稚園や学校から帰ってきた夕方4時~5時ころレッスンが始まります。そして遅いときには夜10時ころに業務が終了します。
これだけ見るとそんなに夜型でもないと思いますよね。ただ、このあとの行動が講師を夜型にさせます。
これはわたしや同僚の実体験です。
(22:30) お腹ペコペコのため夕食&TV
(23:00) 入浴
(24:00) 就寝しようと布団に入る
でも眠れない
(25:00) おそらくこの頃就寝
特に新人の頃はこの眠れない現象が起きがちです。
その理由は2つ
・レッスン後の興奮がすぐには収まらない
今では夕食を軽くしたり、食べなかったり工夫して早く寝られるようになりましたが、朝型人間のわたしには最初はきつかったです。
逆に夜型人間の方にはピッタリの生活スタイルです!
毎日お昼過ぎからのお仕事なので朝はゆっくり自分の時間を楽しめます。電車通勤の人は朝のラッシュとは無縁の生活ができるのも大きなメリットです。
実際、何人かの同僚からは
「この仕事したらほかの仕事できない!」
「朝こんなにゆっくりできる仕事ってラッキー!」
とポジティブな声も聞きます。
夜型生活に適応しやすい人には向いている職業です。
まとめ
「こども好き!英語好き!」であることは間違ってはいません。
ただ、その理由だけ飛び込んで1年以内に辞めている人を見てきています。
だからこそ今回は「意外かな?」と思う特徴を紹介させていただきました。
子供英語講師を目指す方、応援しています!
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