![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2021/01/1384774-150x150.jpg)
こどもが好き!
英語が好き!
わくわくして始めたこのお仕事。
なのに気づいたら
![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2020/12/1112090-150x150.jpg)
心も体も辛くてもう辞めたい・・・
始めたばかりなのに辞めたいなんて私ダメ人間なのかな・・・
こんなこと思ってるの私だけ?
と思っている方。
そんなことはありません!
英語業界に約10年携わっている私の経験と辞めていった同僚の話から、こども英会話講師を辞めたい理由とその対策をお伝えします。
レッスン準備に莫大な時間がかかる
![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2020/10/watches-1204696_640.jpg)
新人講師は1レッスンの準備にだいたい1時間かかります。
1日4レッスンなら4時間!
準備だけで帰れるならいいのですが、もちろんそのあとレッスンが待っています。
準備+レッスンで1日8時間以上勤務の日もあります。
さらに
未就学児を多く受け持つ講師はもっと時間がかかる!
工作づくりがあるレッスンは1人1人前もって切って折って色塗って・・・
途中から
![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2020/12/1112090-150x150.jpg)
何してんだろ・・
と、しばらく途方に暮れたこともあります。
レッスン準備はこれだけではありません。
たまに来る特別レッスンがすごい!
サマースクール・ハロウィン・クリスマスなどはマニュアルが異なり、これが驚くほど時間を要します。
レッスン時間よりも準備時間のほうがかかるほど!
そして、多くの新人講師の1番の不満は、
準備時間はお給料に反映されないことです。
いってしまえばボランティア。
こども英会話講師の時給は2000円前後が多く、
![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2021/01/1384774-150x150.jpg)
お!時給がいい!
ラッキー!
と始めるものの、
実際は準備時間を含めれば時給は半分くらいになります。
これらの理由で新人講師たちは不満が募り、体力が奪われ、辞めることを選択してしまいます。
<対策>
どうか、1年だけ続けてみてください!
こんな精神論的な対策ですが、実際1年やると大きく変わります。
マニュアルを見てみてください。
レッスンの流れは毎回ほぼ一緒ですよね。
ということは慣れればおのずと準備時間がグッと減るということ。
私も1年目は1日4時間かかっていましたが、今では1時間で準備万端!
特別レッスンも1年で全シーズンを経験します。1度経験すればコツや流れがわかるので、2年目以降の準備は驚くほどスピードアップしますよ。
特別レッスンは次年度のために、準備のコツや感じたことをメモしておくと翌年にお役立ち情報になります!
引継ほとんどなし いきなりレッスンデビュー
こども英会話講師の多くは1教室1人で担当します。そのため、求人がある頃には前任が辞めることが決まっていて、急きょ新しい先生が必要な状況が多いのです。
よくあるのが
![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2020/12/1083263-150x150.jpg)
前任講師との引継ぎがほとんどない。
わからないことだらけ。
![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2020/12/1112090-150x150.jpg)
研修終了したら即現場でレッスン。
毎日緊張だらけで心がつらい。
わたしは、担当教室が3か月に1度先生が辞めるワケあり教室だったため、着任時は前任すらおらず引継ぎはありませんでした。
そんななか、こどもたちからは
![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2020/12/788107-150x150.jpg)
先生もすぐ辞めるんでしょ
と言われたり、保護者からも冷ややかな目。
信頼がないから当たり前なことですが、当時のわたしにはきつかったのを覚えています。
また前任がベテランのときにありがちな
前任講師との比較も辛い。
![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2020/12/788107-150x150.jpg)
前の先生の方が楽しかったー。
![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2020/12/079738-150x150.jpg)
〇〇先生いつ帰ってくるの?
こどもならではの素直な何気ない一言に傷つく講師もいます。
<対策>
いきなり上手にレッスンできる人なんていません!
この悩みを抱えるあなたは
まじめで一生懸命な人。
だからこそ、うまくできない事実に落ち込んだり焦ったりするのでしょう。
ただ考えてみてください。
初めて会うこどもたち、引継ぎもままならない状態でレッスン。
日本語でも大変だろうに、英語でです!
そこにいるでもすごいことですよ!
できないことは今後の伸びしろ。
それが当たり前なんだと受け入れましょう。
前任との比較は3か月もすればなくなります!
こどもは不思議なもので、
信頼関係ができてくると一気になついてくれます。
気づいたころには「前の先生だれだっけ?」って言ってますよ!
営業活動が苦手でストレス
このお仕事に転職してくる方のなかには
![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2021/01/1113218-150x150.jpg)
前職が営業で大変だったから
という方もいます。
「英語講師」なので営業活動がそこまであるとは思っていないのでしょう。
残念ながら実際は1年中なんらかの営業をしています。
では実際どんなものがあるのか見てみましょう。
各種イベントへの呼び込み
資格試験受験の促進
家庭学習教材の売り込み
意外とありますよね!
![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2020/12/237571-150x150.jpg)
これくらいの営業なんて大したことないでしょ。
![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2020/12/911533-150x150.jpg)
ほかの仕事でもなんらかの営業活動くらいあるから普通じゃない!?
と思う人もいると思います。
私は営業活動自体が問題の本質ではないと思っています。
問題はティーチング研修はあっても営業研修がないこと。
多くの講師は「楽しく、成果の上がる営業のやり方を知らない」ことがストレスになって辞めていくのです。
わたしは前職、英会話教室でマネージャーをしており、6年ほどの営業経験があります。
そこで営業の考え方やノウハウをたくさん学びました。
だからこそいま営業をしていても苦はなく楽しいと思えています。
- 営業のやり方知らない
- 結果ばかりを求められる
- 辞めたくなる
その気持ちは自然なことです。
<対策>
営業と聞くとなんだか怪しくて、お金のために売りつけているイメージありませんか?
そんなことはありません!
その商品を買ったら
こどもに何がプラスになるかひたすら考えましょう
例えば「サマースクール」を売ろうと想定します。
参加したこどもにとってどんなプラスが待っていますか?
・普段会えない子と一緒に時間を過ごし社会性が身につく
・異文化が学べて英語力も身につく
・もしかしたらもっと英語に興味がわいて将来が広がるかも
それをそのまま保護者に伝えてみてください。
ただここで、「プラスになることなんて1つも考えられない」という方。
転職をおススメします。
自分がいいものと思えない商品を売ることほどストレスはありません。
休みがとりにくく私生活がおろそかになりがち
大きな理由はこの3つです。
- 一緒に働く同僚が少なく代わりが見つかりにくい
- 急に休むと振替レッスンを組まなければならない
- 勤務時間は夜がメイン
<対策>
「休みがとりにくい」
正直、これはどうしようもありません。
はっきり言ってこのお仕事をするなら受け入れざるをえない事実です。
「勤務時間が夜」
わたしはむしろメリットだと思っています。
なぜなら時間を有効活用するのに適した勤務時間だからです。
1日で1番スッキリした朝に自分のやりたいことができます。
そして無駄な飲み会は「仕事です」と秒で断れます。
本当に大切な人とはたとえ時間が合わせにくくてもお互いどうにか時間見つけますよね。
勤務時間が夜なおかげで人間関係の断捨離もできちゃいます!
ただ、こんなことを言っているわたしも、新人時代の1年間、朝起きられなくて有効活用とは無縁でした。
慣れてきたら時間がうまく使えるようになります!
楽しみに、まずは1年続けてみてることをおススメします。
気軽に相談できる相手がいない
![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2020/10/questions-2998901_640.jpg)
多くの講師は教室に1人で過ごします。
引継ぎもままならず即現場なので、わからないことだらけです。
それでいて、相談相手がその場にいないのはかなりのストレスになります。
相談相手がいたらな・・・と思う状況
- レッスンが思うように進まなくてどうしたらいいかわからない
- 提出物や備品の発注方法がわからない
- 保護者から質問を受けたが答えがわからない
なにかあれば電話できる相手は知らされているのですが、電話するのと直接話せるとでは大違い。
気遣いができる人こそ
![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2021/01/1329315-150x150.jpg)
今電話したら迷惑じゃないかな。
![](https://manaeigo.com/wp-content/uploads/2020/12/1083263-150x150.jpg)
昨日も電話したし、かけにくい。
と気が引ける人も多いです。
<対策>
相談するのはいいこと!
どんどん電話しましょう!
これに悩むあなたは
「気を遣える優しい人」。と同時に
「相手に悪く思われたくない」と思っていませんか?
新人時代はどんな些細な質問も許される貴重な時期です!
相談できる相手を1人見つけて質問攻撃です!
あなたがわからないことは新人さんみんなわかりません。
そしてそれを教えていない会社の責任。
意外と相談される側は
「この人私のこと頼ってくれてるんだ」
「そういえばわたしもそのことわかってなかったな」
と喜びや気づきが多いです。
相談する、電話する練習と思ってまずは一歩踏み出しましょう。
まとめ
「英語が好き!」「こどもが好き!」と始めたこのお仕事。
でも実際始めてみると意外なところでつまずきますよね。
わたしは4年目ですが、たしかに1年目は「?」ばかりだったのを覚えています。
でも、その辛さはきっと長くは続きません。
今感じている辛さを乗り越えた先には、この仕事でしか味わえない感動や喜びがきっと待っています!
今回の内容が、少しでもみなさんの助けになったら嬉しいです!
コメント