留学のメリットを検索すると
「英語力アップ」
「友達ができる」
などと書いてあります。
果たして本当にそうでしょうか?
私は大学卒業後、1年間オーストラリアに語学留学しました。
そこで感じた、少し意外かなと思うメリットをご紹介します。
10年後に後悔しない
正直、これが留学した1番のメリットです。
きっとこの記事を読んでいるあなたは少なからず留学に興味があるはず。
これだけは覚えておいてください。
「興味あるのにしなかった後悔は一生残る」
これに関してはメンタリストのDaiGoさんもこのようなことを言っていました。
「人はやらなかった後悔はずっと覚えているけど、やってうまれた後悔は引きずらない」
本当にそのとおりです。
特に留学は、多くの人にとってできる時期が限られています。
その時期とは学生時代か就職前。
社会人になると毎日の業務でいっぱいになり留学のことを考える余裕がなくなる人がほとんど。
ましてや仕事に慣れてきたら辞めて留学とは考えにくいですし、結婚したら家庭があるからなおさら。
もちろん社会人留学する人もいますが、大半の人はできなかった後悔として人生を送ります。
ネットで「社会人 後悔」と検索してみて下さい。
「留学しておけばよかった」がトップ5に入ります。
実際私は、周囲との会話の中でふと留学の話になると
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いいな。私もしておけばよかった。
とほとんどの人から後悔の言葉が返ってきます。
いつかは留学したいと思うなら行動に移しましょう。
でもここで、こんな声が聞こえてきそうです。
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興味はあるけど海外に住むのは不安
当たり前です!
誰でも大きな変化の前には不安になります。
むしろ不安にならない人の方が心配です。
人は不安だから準備しますし、不安は同時に大きな経験を得られるチャンスなのです。
もちろん、いざ留学すると予想もしなかったトラブルにあったり、「あんなことしなければよかったな」という後悔もあるかもしれません。
ただこれだけは言えます。
留学先での後悔は、しなかった後悔とは比べ物にならない
もしどうしても耐えられないと思ったら帰ってくればいいんです。
なにも留学期間満期でないと帰国できないなんて決まりはありません。
あなたは、10年後に後悔している大半の人になりたいですか?
それとも不安を乗り越えて新しい経験を得た自分になりたいですか?
私にとっては後悔していない今日があることが1番のメリットです。
留学=英語力UPではないと知る
あなたは半年くらい留学すれば英語がペラペラになると思っていませんか?
これは大きな間違いです。
私が衝撃を受けたのは、
半年いたのにまったく英語が話せなくて帰国していく人たちがたくさんいたこと。
そのとき、留学しているだけでは英語力は伸びないんだと実感しました。
- 日本人とばかりいる
- 授業以外英語を話そうとしない
- 空き時間は遊んでいる
意外に思うかもしれませんが、これらは意識しないと多くの人に起こりえることです。
想像してみて下さい。
外国に行って急に英語の環境。
なにもわからなくて不安。
そんなとき日本人に合うと嬉しくて意気投合し、つるんだり遊んだりしませんか?
もちろん、日本人の友達ができることが悪いのではありません。
英語力UPには考え方と行動の変化が必要です。
幸い私は早めに危機感を持てたので、帰国までの約8か月間行動を変えました。
- 毎朝、授業前にDSで英単語を暗記
- 日本人の友人に日本語話さない宣言する
- 毎日英語で日記をつけ、先生に添削してもらう
- ネイティブと交流できる場があれば積極的に参加
地道な努力をすることで入学時レベル3の会話クラスをレベル6まで上げることができました。
また、渡航前TOEIC500点ほどだったのが、帰国後860点を取ることができました。
環境ではなく努力が大切と学んだことは、今にもいい影響を与えてくれています。
帰国後10年が経ちますが継続的に勉強を積み重ねることでTOEIC930点を取ることができました。
留学=英語力UPではないと知れたことで、努力と行動の大切さを教えてくれました。
友達がいなくてもいいいと思える
ここでいう
「友達がいなくてもいい」とは
「1人でいる自信がつく」ということ。
留学は私に新しい価値観をくれ、性格まで変えてくれたことも大きなメリットです。
1人でいる自信がついたきっかけは、
さまざまな国の人の「個」を尊重する発言や行動を見てきたこと。
みんなで出かけようと言っても「私はいいや。」と気楽に断れたり、ムリに誰かに合わせようとするなら1人でいることを選んだり。そしてその1人の時間を新しい経験や勉強に充てていたりと、
みんな違って当たり前という考えを持つ人が多く、多くの日本人との違いを感じました。
そしてその経験が私を自然と変えてくれました。
- なにをするにも誰かと一緒でないと不安
- 友達が言うことにとりあえず賛成
- 休みの日1人は寂しい
- 1人で考え行動したい
- 他人と意見が違ってよい
- 休みの日は自分がやりたいことをやる
このように考え方が変わったことで、
新しいことにチャレンジする機会が増え、留学前より人生の満足感が高まりました。
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みんな違って当たり前なんて日本にいてもそうだろ。
と思う人もいるかもしれません。
最近はそのような風潮は高まりつつあるとは思いますが、
日本はまだまだ同調圧力が強く、出る杭は打たれる精神は根強いと思います。
このように、日本にいたら当たり前だった価値観や考え方に疑問を持ち、自分を変えられる経験ができたことは留学の大きなメリットです。
人生が少しラクに思える
日本だけに住んでいると日本の常識にとらわれがちです。
これは恐ろしいもので、一度海外に出ないと気づかないことも多いです。
留学して海外の常識を知り人生を少しラクに思えたのはメリットです。
帰国後すぐに大手英会話学校に就職しました。
当時はブラック企業で、毎日10時間以上労働。
休日出勤当たり前。
上司とも合わずストレスの日々。
休みの日は昼過ぎに起き、パジャマのままネットカフェにこもる日々。
ストレスからの過食で激太りもしました。
あの頃は軽いうつ症状だったと思います。
もしこのときに
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これが当たり前、がんばらなきゃ!
と追い詰めてたらもっと症状が悪化していたことは間違いありません。
でもこのとき思い出しました。
オーストラリアで多くの人が夕方5時に仕事を終え、楽しそうに電車で帰っていく姿を。
朝の電車内でも寝ている人はおらず、みんなニコニコおしゃべりしている光景を。
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人生を楽しむためにほどほどに仕事をする
と言っていた友人の言葉を。
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私の環境は世界の当たり前ではない
そう思ったら会社に退職相談ができ、人生が少しラクに思えました。
もちろん、この経験自体がみなさんに当てはまるわけではありません。
私が伝えたいのは、留学をしてほかの国の常識に触れることで、
物事を一歩引いて見られるようになるということ。
そしてなにかにつまずいた時にそれに固執しなくなり、
人生が少しラクに感じられる可能性があるということです。
まとめ
- 10年後に後悔しない
- 留学=英語力UPではないと知る
- 友達がいなくてもいいと思える
- 人生が少しラクに思える
人生において「これはやってみたい!」と思えるものに出会えることはそう多くはありません。
だからこそ、もし「留学したい」という気持ちに出会えたならぜひ飛び込んでもらいたいです。
そしてこの記事を読んでくださったあなたには、
10年後に後悔しない人生を歩んでほしい
と思っています。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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